高齢者専門住宅で受けられる宅食サービスの概要

日本は2000年以降、超高齢化社会が到来しました。2021年現在で約400万人もの70歳以上の高齢者が存在しますが、今後は10年単位で200万人ずつ増える試算を総務省では明確にしました。そして日本は経済政策の前に住民が安全・安心してくらせるようにと、福祉サービスを充足させることを優先しているといえます。2010年には介護法案も可決をされており、この動きに合わせて、全国各地で高齢者専門住宅という新しい住まいも登場しました。

ここではこの高齢者専門住宅の概要を簡単に見ていくことにしましょう。基本は60歳以上の後期高齢者が優先して暮らせるところで、いまでは都心部だけでなく地方でもたくさんの専門住宅が登場しました。ここでは自炊をするほか、専門会社に依頼をして宅食サービスを受けることも可能です。宅食とはどのようなものかを見ると、毎週1回以上個別のメニューでお弁当を受け取れるものとなっています。

管理栄養士が監修した内容で栄養素のほか、脂質・総カロリーをしっかりと計算された内容でメニューを受け取れます。ひとり世帯の場合、高齢者専門住宅内でお料理をするのが大変なものですが、この弁当を依頼すれば一人分の食事を気軽に食べることが可能です。大半の施設ではオプションとなるので、総額費用のほかに、食費として別途用意をしなくてはいけません。利用回数は個人で自由に組み込むことができ、大変便利なものとなっていることがわかります。